マタハラ防止には○○

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■■ 優先順位のツボ ■■  2016.5.25 Vol.55

本日のテーマ:マタハラ防止には○○

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社会保険労務士の篠原です。

昨年の人口動態統計(概数)の結果が
公表されました。

出生数、出生率ともに
増加傾向にはあるものの

依然として少子化、
そして労働力不足は加速中。

そんな状況の中、
あってはならないのが

マタニティハラスメント
いわゆるマタハラです。

男性に向けられるとパタハラ。

でもある意味、パワハラやセクハラ以上に
職場の体制で防止できるんです。

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本日のテーマ: マタハラ防止には○○
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少し前、ハラスメントを主題とした
ドラマが放映されました。

いわゆるイクメンの社員が、
育児休業を取得する場面で、
一斉に不満を漏らしたのは
女性を含む周囲の同僚でした。

「育児休業は法律で規定されているし、
権利というのはわかるけど、
その仕事をフォローする私たちに
何の感謝の言葉も無い。」

このような趣旨の会話だったと記憶しています。

結局、誰かにしわ寄せがいくわけですが、
その誰かには焦点は当たりません。

その怒りの矛先が本人に向けられる時に
ハラスメントへと発展していきます。

これを防ぐには「感謝を伝える仕組作り」

ある会社では、「ありがとうボード」という
掲示板を作り、

長期休暇を取得した従業員が、
感謝の手紙を書いて
貼るようにしています。

同僚にも、
確かに大変だったけど、
一緒に働く従業員の役に立てた、
という意識が芽生えます。

一方で会社からは、
「育児休業等を取得した労働者の業務を」
フォローしてくれたことに対する対価として、

期間限定で手当を支給する方法が効果的です。

金額の問題ではなく、その頑張りを
承認しているということを

形に残すということです。

残念ながら「男は仕事、女は家庭」という
性別役割分担意識は、いまだに根強く、

現に「うちの会社の伝統として、
妊娠した女性は自主退社するようになっている。」

こんな時代に逆行した発言をする
経営者がいるのも事実です。

しかし、全ての従業員を大切にするという
考えの経営トップに、

この労働力不足の中でも
人が集まるのは間違いありません。