○か×かなんて、ほとんど意味は無いのです。
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■ 音声付きメールマガジン【優先順位のツボ】■
2019.11.2 Vol. 1,311
本日のテーマ:
○か×かなんて、ほとんど意味は無いのです。
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◆1・ 昨日のこと
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4月にまあまあのレベルで
死ぬかもしれない病気を発症し、
生まれて初めての入院を経験しました。
昨日は、半年後の再検査の日。
血液検査や心電図、レントゲン
・・・などなど
なんとなんと数値は全て良好。
ここに合わせて節制をしてきたので
結果は良くなるはずだと
確信していましたが、
近年の健診で一番良い結果となりました。
(薬の効果もあるでしょうが)
まさに一病息災というわけですね。
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◆2・ 本日のテーマ
○か×かなんて、ほとんど意味は無いのです。
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パワーハラスメントの定義に続き、
指針(ガイドライン)が
年内に発表される予定です。
例えば、(まだ案ですが)パワハラの
行為類型の1つである「過小な要求」では、
「労働者を退職させるために
誰でも遂行可能な業務を行わせること」は
パワハラに該当するとした一方、
「経営上の理由により、一時的に能力に
見合わない簡易な業務に就かせること」は
当てはまらないとするなど、
こういう場合はパワハラには該当せず
といった具体的な事例まで踏み込んだ
内容になるようです。
これは作る方も難しいですよね。
○か×かといったガイドラインは、
そのギリギリはどうなのかということが
必ず問題になるからです。
「30分立たせて指導する」が
○だったとすると、
では31分は×なのか、
いや35分は?なんてことを議論しても
パワハラは無くなりません。
ストップウォッチで計測しながら
指導する上司も出てくるはずです。
一定のガイドラインは必要なのでしょうが、
職場で予防を進めていくなら
○か×かだけではなく、
グレーも含めて
そう(パワハラ)ならないために、
どのようなコミュニケーションが
必要なのか
といった研修をした方が
よっぽど実践的だと思うのです。
ここまでならOK、ここからはダメ
という境界線を必要以上に意識しても
無駄だというわけです。
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◆3・ 編集後記
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過労死の認定基準も、
20年ぶりの見直しに向けた検討を
始めることになりました。
命の瀬戸際を数字で決める難しさ。
パワハラも過労死も無くなる世の中が
来ることを願っています。