球拾い3年で野球は上手くなるのか?

_______________________

■ 音声付きメールマガジン【優先順位のツボ】■

2019.8.24 Vol. 1,241
本日のテーマ:

球拾い3年で野球は上手くなるのか?

_______________________

このメールマガジンは音声でも配信しています。

ご視聴はこちらから・・・

 

________________

◆1・ 昨日のこと
________________

午前中は事務所で講演の資料作成。

これまで何回とやってきたテーマでも、
相手先によって練り直すので、

結構な時間がかかります。

事例、順番、スライド・・・。

回数を重ねることで
より良いものになっていきます。

午後からは、
よろず支援拠点での相談業務。

夜は2年前から主催している
同業者での給与計算勉強会。

2か月に1回の開催なので、
ようやく10回目となりました。

_______________________

◆2・ 本日のテーマ

球拾い3年で野球は上手くなるのか?

_______________________

本当に大切なことのために大切な時間を使う。

働き方改革のキモです。

「本当に大切なこと」は
個人によって違いますが、

会社では統一されている必要があります。

それぞれがバラバラの方向に進むと
会社が崩壊しますから。

部署やグループでも若干異なることは
あるでしょう。

ですが、

やはり土台は経営理念やビジョン、
行動指針といった根幹の部分です。

会社の大切なことって何でしょうね。

それは「コア業務」

そこに時間を投下するために

付随する業務をどう効率的に
処理するかが問題なのです。

保育園の場合、

子どもや保護者と関わる時間が
コア業務だとしたら、

連絡帳の作成やイベントの準備は
付随する業務。

今の時代、連絡帳はデジタルに
移行し始めています。

手書きの連絡帳が良いという
保護者もいるでしょうが、

どんな字で書いているかより
情報の方が大切なはずで、

それよりも、

子どもの様子が写真や動画で
リアルタイムに送られてくる
デジタルアプリの方が嬉しいという
保護者の割合は

保育従事者が考えている以上に
多いのではないでしょうか。

大工さんの仕事はどうでしょう。

設計書どおりに家を建てるのがコア業務。

基本となるカンナやノコギリなど
工具の名前や使い方を覚えるのは
付随する業務。

大工としての腕に差が出るのは、
工具の名前を知っているかどうかでは
ないはずで、

これを怒鳴られながら根性で覚える
時間があれば、

それぞれの工具の写真を撮って、
使い方、呼び名、注意事項などの
マニュアルを作った方が

断然効率は良くなります。

現場で使った工具を
マニュアルで確認することで、

飛躍的に覚えられるでしょう。

皿洗いを3年やれば
寿司職人になった時の腕が上がるのであれば
意味がありますが、

そうではないでしょう。

球拾いを3年すれば
野球がうまくなれるわけではない
というわけです。

何でもかんでも下積みが大事で
背中を見て仕事を覚えろというのは、

長期雇用が前提となっている
時代背景もあるのです。

________________

◆3・ 編集後記
________________

大切なことに時間を投下するということは
回数を重ねるということでもあります。

効率という言葉だけが先行しても
ダメですね。