退職の本当のリスクはノウハウが残らないこと。

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■ 音声付きメールマガジン【優先順位のツボ】■

2019.7.24 Vol. 1,210
本日のテーマ:

退職の本当のリスクはノウハウが残らないこと。

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◆1・ 昨日のこと
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それぞれ3時間の登壇ダブルヘッダーの日。

企業での課題解決研修に、
佐伯市での雇用管理セミナー。

マイク無しだと、かなり疲れますね。

秋の研修シーズンに向けて、
ありがたいことにご相談が増えています。

来月はトリプルの日もあるし、
体調を整えて頑張ります。

2019年登壇記録集計中
56・57回目
参加者11・6名 (累計2,783名)

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◆2・ 本日のテーマ

退職の本当のリスクはノウハウが残らないこと。

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マニュアルと聞くと、
眉(まゆ)を寄せる方がいます。

マニュアル人間。
マニュアルが無いと動けない。
マニュアルの範囲でしか対応できない。

何か悪いイメージですね(笑)

だから、そんなのは必要無いと
決めつけるわけです。

しかしながら、

誰でも同じレベルの行動が
求められる部分は、

マニュアルがあると便利です。

マニュアルとは手順書ですね。

つまり、

そのとおり作業をすると
一定レベルまで引き上げられる
というものです。

そこを一から考えろというのは、
バラバラな印象を顧客に与えてしまう
危険性もあり、

むしろマイナスかなとも思います。
作らないリスクの方が高いのです。

電話対応だと、

統一すべきは最初の一言だったり
保留の仕方だったり。

そして、もっと問題があります。

それを超える部分は、自己啓発で・・・。

俺の背中を見て覚えろ。

そんな余裕のある中小企業なんて
ないですよ。

それ(マニュアル)を超える部分とは
コンピテンシー(仕事ができる人の行動特性)を
指します。

電話対応だと、

相手に好感を与える一言だったり
傾聴のコツだったり。

いずれにしても、

これらのノウハウ
(マニュアルやコンピテンシー)が、

退職と一緒に流出してしまうことが、
会社にとってはリスクだと
理解しなければならないのです。

特に仕事ができる人は、
自分の行動を説明できません。

本人は当たり前だと思って
やっているから。

だからこそ、

誰かが行動を観察したり、
インタビューしたりしながら、

行動レベルに言語化することで

ノウハウは会社に残っていく
というわけです。

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◆3・ 編集後記
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今日も、ありがたいことに
研修のご依頼をいただきました。

介護の事業所向けです。

楽しい研修だと聞いていますので・・・
と言われました。

ハードルが一段上がりました(笑)