放課後児童クラブが抱える3つの課題

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■ 音声付きメールマガジン【優先順位のツボ】■

2019.7.5 Vol. 1,191
本日のテーマ:

放課後児童クラブが抱える3つの課題

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◆1・ 昨日のこと
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令和元年度最初の
「大分県子ども子育て応援県民会議」に
委員として出席しました。

来年度からスタートする
新プランについて協議していきます。

県知事が最初から最後まで
出席されるとても貴重な会議で、

皆さん我こそはと発言するので、
いつも時間が足りなくなる会議でも
あります。

私は新プラン策定の
ワーキンググループに入っていることもあり、

昨日は発言無し。

今回の意見を次のワーキンググループに
反映していきます。

それにしても仕事とはいえ、
これをまとめる県職員さんの苦労は
半端ありません。

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◆2・ 本日のテーマ

放課後児童クラブが抱える3つの課題

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仕事柄、行政の様々な審議会や委員会、
研究会に参画させていただいていますが、

子どもの分野ほど幅が広いものはないと
言っても良いでしょう。

来週からは、その中の1つ、

放課後児童クラブの
運営主体強化研究会も始まります。

こちらにも有識者委員として
指名されましたが、

今からともて楽しみ。

よくぞ、県がここに注目してくれたと
思っています。

保育園だって、障害福祉だって、
少なからず問題が顕在化していますが、

この分野(放課後児童クラブ)は
個人的にはダークな存在だと
感じています。

私自身が経験した、

保護者、運営主体である
運営委員会の会長、

会計、そして社会保険労務士としての
多角的な側面から、

課題として認識している項目は
3つあります。

まずは、運営が複雑だということです。

共働きなどで忙しい保護者が
預けているサービスにも関わらず、

その受益者たる保護者が、
運営委員会という方式で指導員の先生を
雇用しているという矛盾。

こんなの他に見当たりません。

次に、運営委員会方式の場合、

それを構成している委員は、
保護者だったり、自治会の会長だったり、
PTA会長だったりするわけですが、

ほとんどは運営委員会の会長が
労働基準法上の事業主になります。

これってどういうことだと思いますか?

労働基準法違反や労災の責任を負う
ということです。

これを理解している人が
どの程度いるでしょうか。

そこが問題なのです。

最後に、社会保険の加入などは
所定労働時間を基準に算定していく
わけですが、

平常月と夏休みなどの学校休校日では
労働時間が倍ほど違うので、

判断が難しいという点。

あくまでも私の分野ですが、
この3つの課題を解決しなければ

放課後児童クラブの未来は
ありません。

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◆3・ 編集後記
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サウナより疲労が回復するからと
知人に勧められ、

生涯で初めての岩盤浴に行ってみました。

10分~15分に1回5分程度の
休憩を挟み、

約60分間のトライ。

とにかく色んな所から汗が吹き出し、
終わってみれば感じたことのない
スッキリ感です。

お蔭で朝までグッスリ眠れました。