原因の特定は難しい。仮説は仮説でしかない。
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■ 音声付きメールマガジン【優先順位のツボ】■
2019.6.14 Vol. 1,170
本日のテーマ:
原因の特定は難しい。仮説は仮説でしかない。
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◆1・ 昨日のこと
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月に一度の「ブラたけし」の日
のはずでしたが、
夕方からどうしても外せないアポが
入ってしまったので、
翌週に延期しました。
研修のご相談です。
それも福岡から打ち合わせに
いらっしゃるということなので、
ブラブラしている場合では
ありませんね。
面白い展開になりそうです。
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◆2・ 本日のテーマ
原因の特定は難しい。仮説は仮説でしかない。
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目標達成とは
要は課題解決のことです。
ありたい(あるべき)姿と
現状の差が課題となり、
この課題に対して原因を探っていきます。
しかし、これが案外難しい。
仮に原因を特定できたとしましょう。
で、多くの人は
原因を解決するために、
すぐにアクションを起こします。
考えずに走り始めると、
効果の無い取組を延々と続けたり、
やり直しが発生するので、
時間の無駄に終わる可能性が高く
なるのです。
走りながら考えるというのは
カッコ良く聞こえますが、
実は遠回りになっていることが
ほとんどです。
例えば、「過重労働」が課題だとして、
原因は、「人が足りない」という
現場の声を重視し、
検証することなく採用活動に
資金と時間を投じる。
結局、採用はしたけれども、
それほど労働時間は減っていかない。
家に早く帰ってもやることの無い人達が、
何となく帰れない雰囲気を作っている
ことが原因だった。
こんなことはザラです。
原因はマインドの部分だったりします。
本当に原因なのかを検証しなければ
動いてはいけません。
では、どうやって検証作業を
するのかということですが、
職場の改革であれば
モラールサーベイ(従業員満足度調査)は
必要でしょうね。
経営者の考えている事と
従業員の本音は、
大きくズレていることが
ほとんどですから。
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◆3・ 編集後記
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仮説は仮説でしかありません。
仮説だったか、事実だったかを
忘れてしまうと、
そもそもの原因が事実だと思ってしまい、
効果の無い取組を辞められなくなります。