定着への取組は入社初日から始まっている。

_______________________

■ 音声付きメールマガジン【優先順位のツボ】■

2019.3.1 Vol. 1,065
本日のテーマ:

定着への取組は入社初日から始まっている。

_______________________

このメールマガジンは音声でも配信しています。

ご視聴はこちらから・・・

 

________________

◆1・ 昨日のこと
________________

終日、よろず支援拠点での
相談業務でした。

初めて人を雇うのだけれど
手続きなど何をしたらいいのか
全くわからない。

ハローワークの求人を申し込んでいるが
全く反応が無い。

相談内容は本当に様々です。

国の事業なのでいつまで続くか
わかりませんが、

少しでも貢献したいと思っています。

_______________________

◆2・ 本日のテーマ

定着への取組は入社初日から始まっている。

_______________________

求人倍率が高止まりしている今、

採用戦略を練ることは
とても重要ですが、

ほとんどの中小企業では
何となく採用活動をしています。

これでは求人票に反応が無いのも
仕方がありません。

そもそも採用戦略は、

情報の発信、面接、採用決定で終わり
というわけではありません。

「定着」まで含めて考えて
いかなければならない

重要な経営戦略と言えます。

せっかく採用した貴重な戦力が
3か月も経たずに辞めてしまう。

失われたコストは、

採用に関する広告費や担当者の労力

辞めた社員に支払った賃金だけでは
ありません。

本来の業務をそっちのけで教えた
先輩社員の心理的ロスも考えなくては
なりません。

何より、やっと入った新人が
辞めていく。

職場の雰囲気に与える影響は、

経営者や人事担当者が感じるより
大きなダメージとなります。

定着率を上げる取組の中でも、

意外に軽く見られがちなのが
入社初日の対応です。

皆さんはしっかりとスケジュールを
組んでいるでしょうか。

入社初日は、誰でも緊張する反面、
希望を抱いて出勤してきます。

特に転職の場合は、

今度の会社では頑張ろうという
意気込みからして違うわけです。

しかしながら、

会社の対応は残念な場合が
多いのです。

実際に私も経験しました。

期待と不安で出社すると、

あんた誰

という冷めた目線。

挨拶をすると
とりあえず座っていてと案内され

そのうち、

面接をした採用担当者が出勤し
少しホッとしたのもつかのま

朝礼で紹介された後は、

またしても
「とりあえず座っといて」

先輩社員がバタバタと回りを
走り回る中、

状況がわからず身動きすらできないまま
気がつくともうお昼。

ランチに行っていいのか
待った方がいいのか・・・・

この時点で、すでに
朝と違ってかなりシラケ気味(笑)

中途採用でも、小さな会社でも、
入社式ぐらいやってもいいはず。

家族も呼んで、

企業理念や会社の設備、
表に見えない会社のルールの説明など

初日にやるべきことは
たくさんありますよ。

________________

◆3・ 編集後記
________________

私は転職を7回も経験しています。

ずっとコンプレックスでしたが
今になって仕事に生きるとは

思いませんでした。

人生って不思議ですね。