私が顧問契約をしない理由
_______________________
■ 音声付きメールマガジン【優先順位のツボ】■
2020.8.27 Vol. 1,610
本日のテーマ:
私が顧問契約をしない理由
_______________________
このメールマガジンは音声でも配信しています。
ご視聴はこちらから・・・
________________
◆1・ 昨日のこと
________________
とある企業へ月に1回の定期訪問。
手続き代行の契約ではありません。
規程類の見直しを進めています。
前任の社労士はいましたが、
その場しのぎの修正に次ぐ修正で、
ツギハギだらけの内容になっていました。
特に休職に至るまでの流れや
賃金の支給が矛盾だらけ。
これらを整理していきます。
このような月1回のアドバイスのみで
月額契約をしている企業もあります。
2020年登壇記録集計中
35回
参加者累計1,002名
_______________________
◆2・ 本日のテーマ
私が顧問契約をしない理由
_______________________
誰がやっても同じ結果になる
(ならなければおかしい)業務は
なるべく受けないようにしています。
例えば、入退社に伴う手続き、助成金申請、
給与計算、・・・などなど。
なぜなら、
このような業務は結果に上限があって、
かつ当たり前だから。
私が助成金の申請をすれば支給額が
増えるのであれば張り切ってやりますが、
そんなはずもありません。
一方で、失敗すれば評価は下がるだけ。
「当たり前」のかなり上をいかなければ、
満足度なんて上がらないのです。
この仕事を始めて10年(独立して8年)頃に
気がつきました。
このような業務が嫌になり
モチベーションが上がらなくなったのです。
仕事を通じて社会に貢献したい、
誰かの役に立ちたい、
そう思ってこの仕事をしているのに、
これでは意味が無いとようやく理解した私は、
そこから顧問契約というスタイルを辞めました。
収入の安定という王道を捨てて。
もちろん、向き不向きの問題でしょう。
私には(顧問契約が)向かなかった
というだけかもしれません。
しかしながら、
何も(業務が)無ければ不満
電話をして出ないと不満
メールの返信が遅いだけで不満
顧問契約というスタイルは
月額定額の料金設定をしているため
報酬を支払っているのにもかかわらず、
このような状況が不満につながるのです。
私も携帯電話が鳴り続けるのは嫌になりました。
でも、顧問契約じゃなくても良いという
企業もたくさんあります。
以前、名刺交換した企業の方から
問い合わせがあり、
今日お会いします。
顧問契約はしませんよ。
手続きの代行はしませんよ。
それでも相談したいとの事。
顧問契約じゃないとダメというのは
こちらの勝手だったのかもしれませんね。
________________
◆3・ 編集後記
________________
審判も手続き業務と同じような部分があります。
本来は誰がやっても同じ判定にならないと
いけないのです。
成功(正しい判定)は当たり前。
失敗したら責められる。
残念ながら完璧という試合はありません。
なのに、なぜやっているのか。
そこに感動があるからだと
思っています。