助成金の功罪
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■■ 音声付きメールマガジン「優先順位のツボ」 ■■
2016.12.23 Vol.267
本日のテーマ:助成金の功罪
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◆1・ 昨日のこと
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欠勤控除したが合っているのか
見て欲しいという会社で、
かなり細かい数字の検証。
やはり間違ってました(笑)
仕事柄、数多くの賃金台帳を
見てきましたが、
誤解を恐れずにいえば、
給与計算を間違えていないという
会社は、ほぼありません。
担当者が労働基準法を始め、
雇用保険、社会保険、税金などの
仕組を理解していなければ、
正しい数字が出てこないわけですが、
それを一連の流れで学ぶ機会が
ほとんどないのが現状です。
ということで、
是非、公的資格の
「給与計算実務能力検定」を
受けてみてはいかがでしょうか。
大分県の対策講座は私が担当して
います。
以上、宣伝でした(笑)
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◆2・ 助成金の功罪
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2017年度の国家予算案が
決まったようですが、
働き方改革には2千億円が
投入されるようです。
勤務間インターバル制度を導入した
会社に助成金を支給するなど、
中身はほぼ助成金といった感じです。
私自身は、
働き方改革や職場環境の改善に、
助成金を絡めるというやり方は
反対の立場です。
助成金が付いている人を採用する。
助成金が貰えるように就業規則を
作る。
現場と乖離していようがお構いなしの
経営者に散々出会ってきました。
当然、助成金には要件があるので、
対象とならない取組はやらない、
といった本末転倒なことにも
つながります。
わずかな助成金を貰った後に
残されたのは、
形骸化した就業規則や、
会社とミスマッチの社員。
とても職場環境の改善に役立って
いるとは言い難い事実を目の当たりに
してきたわけです。
私自身が事務所としても助成金の
取り扱いを辞めたのは、
そういう理由があります。
もちろん、トライアル助成金のように、
中には労使にとって効果の高いものも
ありますが、
助成金ありきで、
それに合わせて職場をいじると、
必ずといっても良いほど
おかしな方向に行くので、
慎重な対応が必要でしょうね。
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◆3・ 編集後記
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今日はこの後、
一年間お世話になった野球連盟の
事務所の大掃除です。
実は、私の事務所の前なので、
ドアを開けるだけで行けます(笑)