働き方改革を妨害するのは無意識の思い込み
_______________________
■ 音声付きメールマガジン【優先順位のツボ】■
2019.3.10 Vol. 1,074
本日のテーマ:
働き方改革を妨害するのは無意識の思い込み
_______________________
このメールマガジンは音声でも配信しています。
ご視聴はこちらから・・・
________________
◆1・ 昨日のこと
________________
放課後児童クラブ(育成クラブ)の
保護者会に会長として出席。
今年度最後の保護者会ですが、
新年度の運営委員会までが
私の役目です。
この育成クラブは昔の「鍵っ子」
保護者が仕事などで放課後に
自宅にいない家庭の子どもを預かり
生活の場を与える
そういった事業です。
で、誰がやっているか
というと・・・保護者。
自治体から補助金を受け、
保護者負担金と合わせて
保護者が指導員の先生を
雇用している形態です。
そして、受益者は保護者。
共働きで忙しいから預けているのに、
その保護者が運営をするという構造上
とても複雑な事業なので、
色んな問題を抱えています。
これまで何となくやってきた
放課後児童クラブですが、
その預かり児童数は増加の一途で、
国や地方自治体にとっても
重点的な施策になっていくべきだと
思っています。
_______________________
◆2・ 本日のテーマ
働き方改革を妨害するのは無意識の思い込み
_______________________
ワーク・ライフ・バランス
という言葉が社会に登場して
10年が過ぎました。
仕事と生活の調和という意味ですが、
さて、本当に調和が
進んでいるのでしょうか。
昨日もお伝えしたとおり、
労働時間はこの30年間で
ほとんど変化はありません。
もちろん、
労働時間が減るコト、
年次有給休暇は取得できるコト、
それがワーク・ライフ・バランス
だというわけではありませんが、
一定の指標とはなります。
進まない理由
無意識の思い込み、
思考の轍(わだち)が
意識改革を妨害するのです。
ではこれから2つの質問をします。
どちらを「大切」にしていますか?
A 遅刻をしない
B 残業をしない
いや、どちらも大切なんですが
どちらかというと、です。
講演でも質問しますが
大半の人はAで手が上がります。
ではもう1つの質問です。
どちらが生産性に影響すると
思いますか?
A 仕事のスタートを意識する
B 仕事の終わりを意識する
この質問をすると
ほとんどの人がBで手を上げます。
実はコレ、
聞いていることは同じです。
最初を最後のどちらを意識するか
ということです。
これからは、
仕事を何時で終えるのかを考える
必要があるのです。
働き方改革には労働生産性の
向上がセットです。
労働時間が減りました。
業績も落ちました。
では、意味がありませんし、
経営戦略としても続きません。
まずは、自分が思っていることは
「思い込み」かもしれないと
少しだけでも意識することで、
轍から抜け出すことができるはずです。
________________
◆3・ 編集後記
________________
今日は育成クラブ対抗の
ドッジボール大会
大分市内の育成クラブを
盛り上げようと
半年前に5名でスタートした
実行委員会でしたが、
少しずつ仲間が増えていき、
メンバーで何度も協議を重ね、
ようやくようやく実現しました。